目標を達成する新年ではなく、10月から動け。

新年になると、今年こそは運動を始めよう、ダイエットを成功させよう、新しい習慣を身につけようと考える人は少なくありません。
しかし、目標を立てることと、実際に行動を始めることは別です。
クリスマス、忘年会、お正月。
年末年始には食事や人との交流を楽しむ機会が増え、生活のリズムも変わりやすくなります。
そうした時間を過ごした直後の1月に、いきなり運動や食事の制限を始めようとしても、思うように続かないことがあります。
一方、10月は夏の暑さが落ち着き、身体を動かすことに集中しやすい季節です。
年末年始を迎える前の今だからこそ、目標を立てるだけで終わらせず、実際に行動を始めてみる価値があります。

1. 1月は意欲が高くても、習慣が定着するとは限らない
新年は、気持ちを切り替えるきっかけになりやすい時期です。
ところが、年末年始の生活を振り返ると、必ずしも規則正しいとは限りません。
クリスマスや忘年会で食事の機会が増える
年末年始の休暇で睡眠や起床時間が変わる
お正月の食事や団らんで活動量が減る
仕事始めとともに、再び忙しい日常に戻る
こうした生活の変化が重なったところに、新しい運動習慣まで加えようとすると、負担が大きくなることがあります。
特に、年始の高いモチベーションだけを頼りにすると、仕事が忙しくなったり、思うように体重が減らなかったりしたときに、継続する理由を見失いがちです。
大切なのは、新年の勢いで頑張ることではなく、普段の生活の中に無理なく組み込める習慣をつくることです。
2. 10月は身体と向き合う時間をつくりやすい
10月は、夏の厳しい暑さが和らぎ、屋外でのウォーキングやランニングなどにも取り組みやすくなる季節です。
もちろん、気候は地域や年によって異なりますが、猛暑の時期に比べて身体を動かす選択肢が広がる人も多いでしょう。
また、夏の生活を振り返るには、ちょうどよい時期でもあります。
薄着になる季節に向けてダイエットを意識していた人も、夏が終わると目標を見失いがちです。
しかし、身体づくりは特定の季節だけに取り組むものではありません。
10月から運動を始めれば、年末までの約3か月間を、身体の状態を見直し、運動を習慣化するための期間として活用できます。
この時期に身体を動かすことを日常に取り入れておけば、年末年始に生活が多少変化しても、運動を再開するための土台が残ります。
3. 目標達成に必要なのは、意志の強さより環境づくり
目標を達成できるかどうかを、意志の強さだけで判断する必要はありません。
運動を継続するうえで重要なのは、行動を起こしやすい環境を整えることです。
例えば、週に3回運動すると決めても、仕事が終わってからジムに行くことが難しければ、計画そのものに無理があるかもしれません。
それならば、週に1回から始めたり、通勤時に歩く時間を増やしたりするほうが、生活に定着しやすい場合もあります。
さらに、行動を具体的に決めておくことも大切です。
毎週決まった曜日に運動する
食後に10分だけ歩く
就寝前に軽いストレッチをする
忙しい日は短時間でも身体を動かす
こうした小さな行動を積み重ねることで、運動を特別なイベントではなく、日常の一部に変えていくことができます。
10月から始める意味は、単に早く目標に向かえることだけではありません。自分の生活に合った方法を試し、修正する時間を確保できることにもあります。
4. 年末までの3か月を、身体を変える準備期間にする
10月から12月までの約3か月間は、身体づくりの方向性を見直すうえでも活用できます。
ただし、短期間で大きな変化を求める必要はありません。
まずは、自分の身体の現状を把握することから始めてみましょう。
筋力や柔軟性にどのような課題があるのか
姿勢や歩き方に変化はないか
睡眠や食事のリズムは整っているか
日常生活で身体を動かす機会は十分にあるか
こうした点を確認することで、漠然とした目標が具体的な行動に変わります。
例えば、体重を減らすことだけを目標にするのではなく、階段を楽に上れるようになる、長時間歩いても疲れにくくなる、姿勢を維持しやすくなるといった目標を設定する方法もあります。
身体の変化は体重計の数字だけでは測れません。日常生活で感じる小さな変化にも目を向けることで、自分の取り組みを客観的に振り返りやすくなります。
そして、年末までに身につけた習慣は、翌年以降の身体づくりにもつながります。
5. 新年をスタート地点にしない
新年は、何かを始めるための節目として魅力的です。
しかし、カレンダーが変わったからといって、身体や生活が自動的に変わるわけではありません。
目標を立てることに満足してしまい、実際に行動するのが先延ばしになってしまえば、せっかくの意欲も活かせません。
反対に、10月から少しずつ行動を始めていれば、1月はゼロからのスタートではなく、それまでの積み重ねを継続する時期になります。
年末年始に運動の頻度が落ちたとしても、それまでに身につけた習慣や身体への理解が失われるわけではありません。
大切なのは、完璧に続けることではなく、生活の変化に合わせて調整しながら、再び取り組める状態をつくっておくことです。

目標は、年が明けてから立てるものではない。
10月は、今年の自分を振り返り、これからの身体と向き合うきっかけになる時期です。
運動を始めるのに、特別な日を待つ必要はありません。
まずは歩く時間を増やす。身体を動かす機会をつくる。
食事や睡眠を見直す。
その小さな行動が、数か月後の自分をつくっていきます。
新年に新しい目標を掲げることよりも、今の自分にできることを始めること。
目標を達成するために必要なのは、新しい年ではなく、今日の行動です。
k-fit | 藤田 健三
福岡市・警固の完全個室パーソナルトレーニングジム
「本来の身体のバランスを取り戻す」をコンセプトに、運動・栄養・マインドフルネスを組み合わせた指導を行っています。
公式HP: https://www.k-f-i-t.com/
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