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限界効用逓減の法則とは?




序章:気づいたらスマホ、お酒、おやつ…止めたいのに止められない


「SNSをチェックするつもりが、気づけば1時間経っていた」

「1杯だけのつもりが、つい飲みすぎてしまう」

「お腹いっぱいなのに、チョコだけは食べちゃう」


こうした行動、誰しも心当たりがあるはずです。

実はこれ、「意志が弱い」からではなく、経済学の法則「限界効用逓減の法則(げんかいこうようていげんのほうそく)」で説明できるんです。


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第1章:「限界効用逓減の法則」とは何か?


これは経済学の基本法則のひとつ。

簡単に言えば、「同じものを繰り返し得ると、その喜び(効用)はどんどん減っていく」というものです。


たとえば:

・1杯目のビール →「うまい!」(効用大)

・2杯目 →「まあまあ」

・3杯目 →「うーん、普通」

・4杯目 →「なんかだるい」


…という具合に、感動や快楽は慣れによって薄れていくのです。


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第2章:なぜ、それでも繰り返してしまうのか?


「効用が減るなら、やめられそうなのに」と思うかもしれません。

でもここに、人間の“快楽回路”のワナがあります。


脳は「快楽をもう一度得たい」と欲しがります。

ところが1回目のような強い快楽はもう得られないので、「もっと!もっと!」と追い求めてしまう。


これが「SNSを何回もチェックする」「もっと飲みたくなる」「満腹なのにスナック菓子が止まらない」といった行動につながるのです。


これを心理学では「報酬予測誤差(dopamine prediction error)」とも呼び、ドーパミンが関係しています。


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第3章:「限界効用逓減」とうまく付き合う方法


では、どうすればこの「快楽のループ」から抜け出せるのでしょうか?


✔️ 意識的に「間をあける」

 一番効果的なのは、“連続しない”こと。SNSもお酒も間食も、毎日でなく「感動が復活するまで」少し距離をとると、効用が戻ります。


✔️ 快楽の「代替案」をつくる

 →SNSの代わりに読書、お酒の代わりにハーブティー、間食の代わりにガムや歯磨きなど「別の快の選択肢」を用意しましょう。


✔️ なぜそれを求めているか内省する

 「本当に疲れてる?退屈してる?寂しい?」「一瞬の気晴らし以外に、今必要なものは?」

 自分の本音を見つめると、やめる理由が明確になります。


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まとめ:快楽との上手な距離感が、自由を取り戻す鍵


SNSも、お酒も、おやつも、悪いわけではありません。

ただ「無意識の繰り返し」が、やがて満足感を奪い、「もっともっと」と苦しむ原因になるのです。


限界効用逓減の法則を知っておくことで、快楽の“使い方”が変わります。

わたしたちは、もっと自分で選んでいい。

もっと“喜びを味わえる自分”に戻ることができるのです。


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