【身体の60%は水】
- 健三 藤田

- 3 時間前
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あなたの「水槽」は、AとBどちらで満たされていますか?
パーソナルトレーナー監修|読了目安:約8分
■ この画像を見て、どう感じましたか?
まず、冒頭の画像をもう一度見てください。両手を広げて示している2つのガラス瓶――左の「瓶A」にはピザ、ハンバーガー、フライドチキン、ポテトチップス、アイスクリームが詰まっています。右の「瓶B」にはブロッコリー、パプリカ、リンゴ、ブドウ、パイナップルが入っています。
黒板に書かれた「あなたは どっち?」という問いかけ。
これは単純な「どちらが健康的か」という話ではありません。あなたの命の質に直結する、もっと深い問いかけです。
■ 「身体という瓶」の中身は、あなたが注いだもので決まる
体重60kgの人は、約36リットルもの「水」を常に体内に抱えています。 この「水(血液)」に何が溶け込んでいるかが、あなたの体調・見た目・パフォーマンスのすべてを決定します。 |
口から入った食べ物は、胃腸で丁寧に分解されます。そして、その栄養素(あるいは有害な物質)は血液という「水」に溶け込み、心臓のポンプによって頭の先から足の先まで届けられるのです。
つまり、冒頭の「瓶A」と「瓶B」は、「今、あなたの全身を巡っている血液の質」を視覚化したものと考えてください。
■ 身体の水分は、どれくらいで入れ替わるのか?
「食事を変えても、身体が変わるのはずっと先の話でしょ?」―
―そう思っていませんか?
実は、部位によって入れ替わりのスピードは大きく異なります。
部位・成分 | 入れ替わりのサイクル | ポイント |
血液(血漿) | 約2~3週間 | 食事の影響が最も速く現れる |
消化管の粘膜細胞 | 約2~5日 | 腸内環境は食事でほぼ即日変化 |
皮膚の表皮 | 約28日(1ヶ月) | 肌荒れ改善に1ヶ月が目安 |
筋肉細胞のタンパク質 | 約180日(6ヶ月) | トレーニング×食事の継続が不可欠 |
骨 | 約2~3年 | 長期的な食習慣が骨密度を決める |
🔑 最も重要なポイント:血液(血漿)は2~3週間で入れ替わる 「今日の食事」の影響が、たった2週間で血液の質として現れます。腸の粘膜に至っては2~5日。つまり、今日から「瓶B」を選び始めれば、来週にはもう血液の質が変わりはじめているのです。遠い未来の話ではありません。 |
■ 「瓶A」と「瓶B」——血液の中で何が起きているか?
🍕 瓶A(ジャンクフード) | 🥦 瓶B(野菜・果物) |
血液がドロドロになり、循環が悪化 過剰な脂質・糖分・添加物の処理に追われる 細胞への酸素・栄養供給が不足 老廃物が蓄積、炎症リスク上昇 | 血液がサラサラになり、全身に栄養が届く ビタミン・ミネラル・抗酸化物質が細胞を守る 代謝が上がり、老廃物を素早く排出 細胞が活性化し、免疫力が高まる |
■ 「瓶A」が続くと、身体に現れる3つのサイン
次のような悩みを抱えていませんか?実はこれ、食事が原因で血液の質が低下しているサインかもしれません。
サイン①:「いくらトレーニングしても疲れが取れない」 → 筋肉の修復に必要な栄養が血液で運ばれていないから
サイン②:「肌が荒れる・冷え性が治らない」 → 末梢血管まで栄養が届いておらず、皮膚・体温調節が乱れているから
サイン③:「痩せにくく、太りやすい体質」 → 代謝が落ち、脂肪燃焼のスイッチが入りにくくなっているから
■ 「瓶B」を選ぶと、身体はこう変わる
新鮮な野菜・果物を継続的に摂ると、血液の質が変わり、次の変化が現れはじめます。
トレーニングのパフォーマンスが上がる (筋肉への酸素・栄養供給が最大化するため)
朝、スッキリ目覚められるようになる (睡眠中に老廃物がスムーズに排出されるため)
肌にハリが出て、体重が落ちやすくなる (細胞が活性化し、代謝が上がるため)
メンタルが安定し、集中力が持続する (脳への血流が改善し、神経伝達物質が安定するため)
■ 水と食事が「脳・思考」に与える影響
「身体のパフォーマンスが上がる」という話をすると、多くの方が筋肉や体型のことを想像します。しかし実は、食事と水分の質が最も直接的に影響するのは、
「脳」なのです。
◎ 脳の80%は水でできている
脳の重さは約1.3kg。そのうち約80%が水分です。わずか1~2%の脱水でも、脳の機能は目に見えて低下することが研究で示されています。
脱水率1% → 集中力・短期記憶が低下しはじめる 脱水率2% → 判断力・計算力・反応速度が明確に落ちる(口の渇きを感じるレベル) 脱水率3%以上 → 頭痛・倦怠感・気分の落ち込みが現れる |
「なんとなく頭が重い」「午後になると集中できない」「決断が億劫になる」―
―これらの多くは、水分不足と血液の質の低下によって引き起こされています。
◎ ジャンクフードが「思考」を蝕むメカニズム
瓶Aのような高脂質・高糖質の食事を続けると、脳内でこんなことが起きます。
血糖値の急上昇→急降下 → 集中が続かず「糖質依存」の思考パターンに陥る
慢性的な炎症物質が脳に到達 → 記憶力の低下・うつ症状のリスクが上昇
腸内細菌のバランスが乱れる → 幸福感を生む「セロトニン」の95%は腸で作られるため、気分が不安定になる
◎ 瓶Bの食事と水分が脳にもたらすもの
一方、野菜・果物を中心とした食事と適切な水分補給が続くと――
ブドウ糖が安定供給 → 集中力・記憶力が持続(脳のエネルギー源は唯一ブドウ糖)
抗酸化物質が脳細胞を酸化ストレスから守る → 老化・認知機能低下の予防
腸内環境が整い、セロトニン・ドーパミンが安定 → やる気・幸福感・睡眠の質が同時に上がる
「何を食べるかは、何を考え、どう感じるかを決める」 身体だけでなく、脳・感情・思考の質まで、あなたの食事と水分が支配しています。トレーニングの成果もメンタルも、すべては「瓶の中身」から始まるのです。 |
■ 「水」の飲み方にも正解がある——適正量・頻度・温度
「水をたくさん飲めばいい」は半分正解で、半分は間違いです。飲む量・頻度・温度・タイミングを間違えると、せっかくの水も身体を助けてくれません。
項目 | 推奨内容 | 理由 |
1日の量 | 体重(kg) × 30~35ml 例:60kg → 1.8~2.1L | 腎臓の処理能力・代謝に必要な最低量 |
飲む頻度 | 1回200ml以下、こまめに8~10回 | 一度に大量摂取は血液が薄まり逆効果 |
温度 | 常温~40℃(白湯)が理想 | 冷水は腸を収縮させ吸収効率が下がる |
タイミング | 起床後・食事30分前・運動中・入浴後 | 血液粘度が上がる時間帯を補う |
避けたいもの | 甘い飲料・カフェイン過多・アルコール | 利尿作用で逆に脱水を招く |
◎ 朝イチの白湯が特別な理由
起床直後は、睡眠中の呼吸・発汗で200~300mlの水分が失われた「脱水状態」です。
この時間帯に冷たい水を一気に飲むと胃腸に負担をかけますが、40℃前後の白湯(さゆ)なら――
胃腸が温まり、腸の動きが活性化(朝の排便を促す)
血行が促進され、脳への血流が改善(午前中の集中力アップ)
リンパの流れが改善し、むくみの解消を助ける
コップ1杯(200ml)の白湯を毎朝の習慣にするだけで、身体と脳の「スタートアップ」が劇的に変わります。
■ 「食べた物が身体を作る」の本当の意味
「食べた物が身体を作る」とよく言いますが、より正確には――
「食べた物と飲んだ水によって、身体の60%を占める水(血液)の質が決まり、脳・思考・感情までが支配される」 |
今日食べたピザは、明日あなたの血液になります。今日食べたブロッコリーも、明日あなたの血液になります。
どちらを選ぶかで、1週間後、1ヶ月後、1年後の「あなた」――身体も、脳も、気分も――が決まるのです。
■ パーソナルトレーニングが変えるのは「筋肉」だけではない
パーソナルトレーニングは、単に筋肉を鍛えるだけではありません。食事指導・水分管理を通じて、あなたの体内を巡る「60%の水」を、美しく澄んだものへと入れ替えていくプロセスです。
トレーニングで鍛えた筋肉も、血液(水)の質が悪ければその力を発揮できません。逆に、血液の質が高まれば、同じトレーニングでも得られる結果は何倍にも膨らみます。そして何より、脳が変わり、思考が変わり、毎日の活力が変わります。

さて、あなたはどちらの水を飲み、どちらの身体と脳を巡らせたいですか? 最高のコンディションへの第一歩は、この視点を持つことから始まります。 一緒に、あなたの「瓶」の中身を、瓶Bのような輝かしいものへ変えていきましょう。 |
k-fit | Personal Training Gym
代表:藤田 健三
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