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スマホ首


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とは?



「スマホ首」は、スマートフォンを長時間見続けることで、首が前に突き出た「ストレートネック」状態になることを指します。正常な首は緩やかなカーブ(前弯)を描いていますが、スマホを見下ろす姿勢が続くとこのカーブが失われ、首や肩に大きな負担がかかります。





姿勢による首への負荷の違い(50kgの女性の場合)



体重50kgの女性を基準に、首にかかる重量(負荷)を具体的に数字で示します。



1. 立位(まっすぐ立ってスマホを持つ場合)


• 理想姿勢(頭部垂直)


 首への負荷:約4〜5kg(頭の重さそのもの)


 → この姿勢では、頭の重さが首に垂直にかかっているため、首への負荷は最小限。


• やや前傾(15度前傾)


 首への負荷:約12kg


 → 首をわずかに前に出すだけで、負荷は約2〜3倍に増加。


• 大きく前傾(30〜45度)


 首への負荷:約18〜22kg


 → 多くの人がスマホを使う典型的な姿勢。筋肉・骨格に大きなストレス。


• 極端な前傾(60度)


 首への負荷:約27kg


 → 小柄な女性の体重の半分以上が首にかかっている状態。





2. 座位(椅子に座ってスマホを見る場合)


• 猫背+うつむき姿勢


 首への負荷:約20〜27kg(60度前傾と同様)


 → 背中が丸まり、顔が下がると、重力の影響でさらに負荷が増加。


• 正しい座り姿勢(背筋を伸ばし、スマホを目線に)


 首への負荷:約4〜7kg


 → 背中と首が一直線に保たれていれば、立位と同程度の軽い負荷。





負荷の蓄積がもたらす悪影響


• 肩こり・頭痛の慢性化


• 頚椎(けいつい)の変形や椎間板ヘルニアのリスク


• 自律神経の乱れ(血流や呼吸に影響)


• 顎関節や顔のたるみにも影響(美容面でもデメリット)





スマホ首を防ぐコツ


• スマホを目線の高さに持ち上げる


• 30分に一度、首を回したり肩を動かす


• ストレッチや軽い筋トレ(特に肩甲骨まわり)を日常に


• 座る時は骨盤を立てて、背もたれに頼りすぎない





まとめ



「スマホを見る姿勢」は、見た目以上に首や肩に重い負担をかけています。


体重50kgの女性でも、姿勢が悪いと20kg以上の重りを首にぶら下げているようなものです。


毎日のちょっとした意識で、未来の健康も美容も変わっていきます。





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