歎異抄から学ぶボディメイク
- 健三 藤田

- 10月22日
- 読了時間: 3分

—「信じる力」が身体を変える—
1. 歎異抄とは何か
『歎異抄』は、親鸞聖人の弟子・唯円(ゆいえん)が書き残した教えの書です。「人間とは何か」「救いとは何か」という問いに真正面から向き合い、“できない自分を受け入れる”という深い人間理解が語られています。
ボディメイクの世界でも、この“できない自分の受け入れ”が非常に大切。完璧を求めて苦しむのではなく、「今の自分」を出発点にする。ここに、歎異抄の本質とボディメイクの共通点が見えてきます。
2. 「悪人正機」に見る、変化のはじまり
歎異抄で最も有名な言葉が「悪人正機(あくにんしょうき)」です。これは、「悪人こそ救われる」という逆説的な考え方。つまり、“自分の弱さを自覚している人ほど成長できる”という意味です。
ボディメイクも同じです。「続けられない」「食べすぎてしまう」「運動が苦手」そんな“弱点”を正直に見つめることが、変化の第一歩。理想を追うより、まずは“正直な現状認識”が大事なんです。
3. 努力ではなく「信心」が鍵
歎異抄の教えでは、「人間の力ではなく、阿弥陀仏のはたらきを信じる」ことが救いの核心とされます。ボディメイクに置き換えると、これは“過度な自己否定の放棄”と言えます。
自分を責めながらトレーニングしても、心は疲弊していきます。一方で、「自分の体は変わる力を持っている」「今日の努力が少しずつ実を結ぶ」と“信じる心”を持てる人は、自然と続けられる。
筋肉もメンタルも、「信じる方向」に育っていくんです。
4. 比べず、焦らず、自分の歩幅で
歎異抄の中には、「他人の信心をうらやむことなかれ」という言葉があります。これをボディメイクに当てはめると、「他人の結果やペースと比べないこと」。
SNSで他人のビフォーアフターを見ると焦ることもありますが、身体の変化にはそれぞれの“タイミング”がある。花が咲く時期が違うように、身体の開花も人それぞれ。
焦らず、自分の信じた道を一歩ずつ進むこと。それが、結果を生む最短の道です。
5. 「歎く」ことの中に成長がある
タイトルの「歎異抄」の“歎”とは、“なげく”という意味です。人は誰でも、思うようにいかない現実に嘆きます。でもその嘆きの中にこそ、気づきがある。
・なぜ続けられなかったのか・なぜ理想を急いでしまうのか・なぜ結果だけを求めてしまうのか
この「なぜ」を見つめた瞬間、成長の種が芽を出します。歎異抄の“歎き”とは、諦めではなく「気づきの始まり」なんです。
6. 結論:ボディメイクは“信じる修行”
歎異抄を現代的に捉えると、ボディメイクは“信じる修行”です。自分を責めるのではなく、自分の中にある力を信じて、淡々と積み重ねる。その姿勢こそ、身体だけでなく心までも整えていくのです。
まとめ
弱さを認めることが、変化の出発点。
信じることで、努力は自然に続く。
他人と比べず、自分のペースを尊重する。
嘆きの中に、気づきと成長がある。
ボディメイクは“戦い”ではなく、“気づきの旅”。今日もあなたの身体が、静かに変わろうとしています。
K-Fitからのご案内
体験セッションや無料カウンセリングもご用意していますので、ぜひお気軽にお越しください!詳細やご予約は、公式ウェブサイトまたは公式LINEでお問い合わせください。健康的で充実した生活を、K-Fitでスタートしましょう!
公式ウェブサイト: https://www.k-f-i-t.com/




コメント